心の平和
ウクライナ侵攻から1ヶ月が過ぎ、また個人的に思ったことを書き残しておこうと思いました。
最近は、知りたいと思う情報をニュースで得られなくなってきたので、メディアから少し距離を取って過ごしています。
現地の人々の日々は、私の想像を超える過酷なものであることは確かだと思いますが、「かわいそう」という目線は、あまり好きではありません。
最近は、この本を読んでいます。
どこが陥落したとか、どこが爆撃されたとか、そんな映像ばかりが溢れかえっているのって、やっぱり何かおかしいと思います。決して対岸の火事ではないのに。。
一秒でも早い停戦を祈りつつ、今の日本にとって戦争とは何か?しっかり自分なりに考えたいです。
そして、とりあえず今の日本で、平和のために何ができますか?の答えは、「とにかく選挙に行こう」しかないなと、改めて実感しました。
私が一票入れたところで何になるの?と多くの人が考えた結果が、今、目の前で最悪の現実になっていること…。
有能なリーダーが一人いてくれたら、全てその人に任せれば安泰…という考えは合理的に見えるけど、やっぱりとても危険なことだということ。
どこが政権を取るとか以前に、全体的な投票率の底上げがとても重要だと思いました。
それから、もう一つ考えたこと。
遠い場所で大きな災害が起きたときにも感じることですが、私が作ったものなんて、本当に誰の役にも立たないよなあと、情けなくなります。
今回も、ニュースを見ながら、現実に起こっていることの重さと、自分の無力さに、かなり打ちのめされました。
ただ、考え続けた結果、ありとあらゆる趣味というもの…絵を描く、料理、カラオケ、ランニング、アニメを見る、などなど。そういった好きなことがある、ということは、めぐりめぐって誰かのためになっているのかもしれないと、少しだけ思うようになりました。
うまく言えないのですが、役には立たなくても、誰かのためにはなっているというか…。
自分の心を平和に保ち、基本的に自分の面倒は自分で見ようとする姿勢は、人の手を不必要にわずらわせないという意味で、少しだけ世界の平和に貢献していると言えるのではないでしょうか。
傲慢で甘ったれな考えかもしれないけど、でも少なくとも自分の心の葛藤を、人を巻き込んで解決しようとしないのは、とても重要なことだという気がします。
世界平和って、もしかして、ものすごく地味で地道な姿をしているのかもしれないと思うようになりました。